日本ベトナム友好協会大阪府連合会/なんでもベトナム・雑学エッセイ13

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第13話 ベトナムの度量衡の単位

 日本では昔の「尺貫法」にもとづく度量衡の単位はほとんど忘れられましたが、ベトナムでは、単位そのものはほとんどメートル法に変わっているなかで、尺貫法が姿を変えて生きています。
 ベトナム語をご存じのかたは、重さの1キログラムをモッ・キロガム(một kilogam)でなくモッカン(một cân)というのを聞いたことがあると思います。このcânは「斤」のベトナム読みです。日本でも昔は「食パン1斤」などと斤で重さをあらわしましたね(1斤は約600グラム)。ベトナムでキログラムを「斤」で呼ぶのは、正式にはカンタイcân Tâyつまり「西洋の斤」というのですが、普通はカンだけでキログラムを指します。

 おなじように、土地の面積をあらわすヘクタール(ヘクターhéc ta)のことをマウタイ(mẫu Tây)ともいいます。これは畝(ほ。日本の読み方は「せ」)という伝統的な単位を応用したもので、もともと北部では3,600平米、南部では4,700平米をあらわしました。ちなみに面積のマウ、その十分の一のサオ(sào)などは、伝統的な単位そのものがいまでも使われています。

 これらとくらべるとマイナーですが、市場で肉などを100グラム(モッチャムガムmột trăm gam)買うときに、モッラン(một lạng)という場合があります。ランは「両」です(両はもともと重さの単位で、1両は約37.5グラム。1両小判というのは本来、金額ではなく金の重さを示したものです)。
もちろんベトナムにも、メット(mét=メートル)、リット(lít=リットル)などメートル法の単位だけが使われるものもありますが、伝統的な単位を流用してメートル法の単位をあらわすやり方は、日本にはないのでおもしろいな、と思います。

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