日本ベトナム友好協会大阪府連合会/なんでもベトナム・雑学エッセイ15

第15話 ベトナム語のなかの日本語

 どの言語でも、「外来語」を使うことがあります。ベトナム語のなかで、日本から伝わった外来語はあるでしょうか。
 いちばんポピュラーなのは、バイクを意味する普通名詞としての「ホンダ」または「セー・ホンダxe Honda」(xeは車両の意味)でしょうか。ほかに、以前からよく使われた単語には、ジュードー、カラテ、アジノモトなどもありました。ベトナム人が大量の化学調味料を使うことは、旅行されたかたはご存じですね。「カラオケ」という単語もすっかり普及しました。

 1990年代にベトナムのテレビでドラマ「おしん」が放映されて爆発的な人気を博しましたが、この「おしんOshin」がベトナム語になりました。「(村人の会話)あそこの娘はハノイにおしんに行っている」「(都会の会話)おしんに子どもの世話を頼んで、両親が外出した」などと使います。
 みなさん、意味がわかりましたか。正解は「住み込みのお手伝いさん」のことです。

 こういう外来語とは性質がちかいますが、ベトナム語で使われる漢語(いわゆる漢越語)のなかに、日本で作られ中国経由で伝わった漢語を、ベトナム式に発音しているものがあります。たいていは幕末から明治時代にかけて、西洋のものごとをあらわすために考案された、いわゆる「新漢語」で、「科学(ベトナム読みはコアホックkhoa học)」「哲学(チェットホックtriết học)」「文化(ヴァンホアvăn hoá)」「階級(ザイカップgiai cấp)」「経済(キンテーkinh tế)」などたくさんあります。「社会主義」「共産主義」も日本の造語だそうです(ベトナム語ではこのままで使うと形容詞「~的な」の意味になり、名詞の場合は語順が逆転して「主義社会〈チューギア・サーホイ〉chủ nghĩa xã hội」「主義共産〈チューギア・コンサン〉chủ nghĩa cộng sản」といいますが)。おもしろいのは日本語で訓読みをする「場合」が、ベトナムでは音読みされて「チュオンホップ(trường hợp)」として使われていることです。

1d日本のコミックはここでも大流行.JPG日本のコミックは、ここでも大流行
P1000648.JPG街中を走るHONDA製のバイク(ホーチミン市2区で)
IMG_000q21.jpg「おしん」はベトナム語でそのまま通用します @NHK

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