日本ベトナム友好協会大阪府連合会/なんでもベトナム・雑学エッセイ9

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第9話 テト

 来年のテトのつどいの案内がもう出ていますが、「ベトナムの達人」になろうというみなさんには、「テト」イコール「ベトナムの旧正月」というわけではないことを知っていただく必要があります。

 テト(tết)は漢字の「節」から来たことばで、「桃の節句」などの「節句」、立春などの「24節気」といったことばと同様に、季節の節目の日をあらわします。
 したがって、もともとテトは正月以外にもたくさんあり、今でもテト・チュントゥー(tết Trung thu)つまり仲秋節は大きなお祭りです。ベトナムの仲秋節は子どものお祭りだとご存じのかたもあるでしょう(最近は若者が仮装をする、ホコ天とハロウィーンが混ざったようなお祭りにもなっていますが)。このごろの仲秋節は、中国式の月餅(バイン・チュントゥーbánh Trung thu)の売り出しが派手になりましたね。

 単にテトといえば旧暦の正月を指すのは事実ですが、正式にはテト・グエンダン(tết Nguyên đán)つまり元旦節と呼びます。ただし、日本ではテトを旧暦1月1日だけと思っている人が多いですが、日本の「正月3が日」に相当する観念がベトナムにもあって、「テトの2日」「テトの3日」などとも言う点は、ややこしいところです。

 ちなみに大晦日の夜(除夜)はザオトゥアgiao thừaといい、以前は爆竹を派手に鳴らしていました。日本の除夜の鐘のかわりに、教会の鐘があちこちで聞かれます。

 

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 ベトナムでは新暦の正月は、1月1日が休みなだけで、若者の一部をのぞけば、静かなものです。旧暦のテトのほうは、学校や職場も1~2週間休みになり、列車やバスは帰省ラッシュで切符を手に入れるのがたいへんな状況になります。日本に来ているベトナム留学生は、ちょうどテトのころに学年末試験があるので、来年のようにテトが早く来る年にはテトに合わせた帰省ができず、残念がるでしょう。

 旧正月をすごすことをăn tết(テトを食べる)というように、テトには当然、さまざまな料理やお菓子を食べます。おいしいものが多いのですが、日本人留学生にとっては、「恐怖のバインチュン責め」にあう期間でもあります(さあ、なんのことでしょう?)。それらの紹介は、いわたひろこさんの「ハノイ日記」がしてくれるはずです。お楽しみに。

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