日本ベトナム友好協会大阪府連合会

 

第3話 ホーチミン市は大阪、それではハノイは東京? 
 

 ベトナムは、ハノイとホーチミン市(サイゴン)という2大都市がある点が、東京と大阪が2大都市だった時代の日本と似ていますね(日本では、残念ながらこのごろ大阪が没落して、もはや2大都市とはいえない状況ですが)。

 そして、ホーチミン市は大阪に似ていると、よくいわれます。首都ではないけれど経済の中心。庶民の街。食べ物が豊富でおいしい。言葉も、子音が強くて硬い感じのハノイ標準語に対して、サイゴン弁は母音や半母音が多くてやわらかです。私の肩書きの「教授」は、ハノイなら「ザオスー」ですがホーチミン市では「ヤオスー」。「ヤー」「ワー」などの音が多いので大阪弁そっくりに聞こえるときがあります。

 ではハノイは東京でしょうか。全然ちがいます。

 西暦1010年にリー(李)朝の都タンロン(昇竜)として建設されたハノイは、2年後に建都1000年を祝おうと、いまから盛り上がっています。ホーチミン廟の横の一柱寺は、フランスとの戦争後に再建したものですが、もともと11世紀に創建されたお寺です。ほかにもハノイ市内には、古い神社仏閣がたくさんあります。そう、ハノイは、京都が現在でも都だったらこうなる、という街なのです。

 ハノイに代々住んでいる人たちは、こうした歴史と文化に絶対のプライドをもち、「3代住まなければハノイっ子ではない」といいます。表面はやわらかでも、田舎者を馬鹿にするし、よそ者には冷たいところがあると、よくいわれます。熱帯ではないし海から離れているので、食べ物は中部や南部ほど豊かではありません(ドリアンやマンゴー、マンゴスチンなどのトロピカルフルーツはとれません)。

 そしてハノイ便りを書いているいわたさんがもうじき経験する、夏の暑さと冬の寒さ。どうです、大阪のみなさんなら、「なんや、京都とそっくりやないか」と納得されますよね。

 関東出身の私が関西に来るまで知らなかったことのひとつは、京都人と大阪人は仲が悪いということでした(神戸人は両方を冷ややかに見ている)。京都人は「大阪人というのは文化がなくてゼニのことしか考えない」とけなすし、大阪人は大阪人で、「古めかしくて貧しいくせに気位いばかり高い」京都人を嫌がりますね。ハノイっ子とホーチミンの人がまったく同じ調子でけなし合うのに気がついて、吹きだしたことがあります。

 ではベトナムは国中が関西ということか? 

 そうです。だから日越友好協会も、京阪神の活動が活発なのです。

次回予告:「市のなかに郡や村がある?-ベトナムの行政単位」 お楽しみに。

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